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寒~い毎日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

僕は新年早々風邪を引いてしまい、なんとも幸先の悪い新年のスタートを切ることになってしまいました。

お正月から1週間ほど経っても体調がすぐれず、現時点で2019年のうち約8割を病床に伏したまま過ごしています。

喉が痛くなり咳がゲホゲホ出始め、熱も高くなってきて不安になった僕が真っ先に思ったのは「これ病院に行ったら消費税はちゃんと非課税になるのかな?」という心配でした。

「お正月に病院はやってるのかな?」とか「インフルエンザだったらどうしよう」ではなくこんな心配が生じるのはもはや職業病でしょうか?風邪の検査よりおつむの検査の方が必要だったかもしれません。

さて、今回は、病院で診てもらった場合の医療費に係る消費税の取扱いについて説明したいと思います。

 

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医療費の消費税の取扱い

消費税は、商品やサービスに対し広く公平に課税される税金ですが、医療等の健康に関わるようなものにまで消費税を課すのは適切ではありません。そのため、社会政策的な配慮に基づき、医療費については消費税は非課税とされます。

ただし、どんな医療費に関しても非課税とされるわけではありません。

国税庁のタックスアンサーにおいて、医療費に係る非課税取引の例示として以下のような記載があります。

(9) 社会保険医療の給付等
健康保険法、国民健康保険法などによる医療、労災保険、自賠責保険の対象となる医療など
ただし、美容整形や差額ベッドの料金及び市販されている医薬品を購入した場合は非課税取引に当たりません。

健康保険、国民健康保険、労災保険、自賠責保険などの「~保険の対象となる医療は「保険診療」といいます。「保険診療」に該当する医療は消費税は非課税となります。

これに対し、美容整形や差額ベッド代、市販の医薬品などの保険の適用対象とならない医療は「自由診療」といいます。「自由診療」に該当する医療は消費税は非課税となりません。

 

保険診療の具体例

保険診療は、すべての国民が平等な医療サービスを受けられるようにするための国民皆保険制度に基づく医療です。

具体例としては、次のようなものがあります。(具体例は枚挙に暇がないため、試験や実務において知っておくと役立つもののみご紹介します。)

保険診療の具体例
  • 風邪の診察
  • ケガの治療
  • 虫歯治療
  • 医師による精神科医療
  • 花粉症やアレルギーの診察
  • ドライアイ・眼精疲労の診察
  • 医師の処方箋に基づく投薬
  • 健康保険法等に基づく医療器具の販売

 

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自由診療の具体例

診療の目的が病気やケガの治癒でないものや、国内で未承認の医薬品等を使う医療などが自由診療に該当します。

具体的には、次のようなものがあります。こちらも、実務や試験において有用なもののみご紹介します。

自由診療の具体例
  • 予防接種
  • 健康診断
  • 人間ドック
  • 美容整形手術
  • 人工妊娠中絶手術
  • 近視用眼鏡・コンタクトレンズの制作
  • 歯列矯正手術
  • インプラント
  • 医師以外の心理カウンセリング
  • 市販の医薬品の販売
  • 日本で未承認の医薬品の投与
  • 入院時の差額ベッド代
  • 一定の高度先進医療

 

まとめ

医療費に係る消費税の取扱いをまとめると次のようになります。

まとめ
保険診療に係る医療費 → 非課税
自由診療に係る医療費 → 課税

なお、自動車損害賠償責任保険の支払いを受ける場合などは、自由診療であっても非課税とされることがあります。

詳しくは下記の記事のご覧ください。

 

関連するアプリの問題

消費税法 無敵の一問一答

問題番号 タイトル
156 入院患者から受け取る差額ベッド代
157 人工妊娠中絶手術に係る代金
160 健康診断料
161 人間ドック費用
166 医師の処方箋に基づく医療行為の一環として行う投薬
168 健康保険法に基づく診療報酬
170 健康保険法に規定する医療用具の販売
172 美容整形に係る手術代
627 インフルエンザの予防接種

消費税法 基本の一問一答

問題番号 タイトル
47 インフルエンザの予防接種費用
48 医師の処方箋に基づく医療行為の一環として行う投薬
50 健康保険法に基づく診療報酬
51 健康保険法に規定する医療用具の販売
207 健康診断費用

 

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