この度、当サイトの運営者(税理士 川上悠季)が執筆した論文『現物出資が行われた場合の消費税の課税標準に関する一考察』が、第45回日税研究賞で入選を果たしました。
日税研究賞とは、日本税理士会連合会と公益財団法人日本税務研究センターが共催している賞金付き懸賞論文です。(賞の詳細については、以下に引用したとおりです。)
本賞は、日本税理士会連合会との共催で、租税等に関する未公表論文及び既公表論文・著書を公募し、そのうち秀逸と認められたものを表彰することにより、租税等に関する学術的研究の奨励及び研究水準の向上を目的とするものです。応募論文等の審査は、大学教授をはじめ学識経験者等によって構成される選考委員会において行われます。授賞論文等については「入選論文集」として刊行し、広く一般に公表しています。
入選の通知は次のとおりです。
この論文の内容は、当サイト運営者がスマホアプリ『消費税法 無敵の一問一答』に収録する問題を制作している際に、「現物出資と事業譲渡の課税標準の取り扱いが違うのは何でだろう?」と疑問に思った点について、問題の所在を明らかにしたうえで、解決策の提言を行ったものです。
論文の具体的な内容については、下記の記事で詳しく解説しています。
日税研究賞は、租税法に関する賞金付き懸賞論文の中でも最も権威があり、最も受賞の難易度が高いといわれているため、入選の知らせを受けたときは本当に嬉しかったです。税理士試験に官報合格したときと同じくらい嬉しかったです。
また、第66回日税連定期総会の場で、受賞者代表スピーチも任せていただくこととなりました。
日税連定期総会の内容及び受賞者代表スピーチの内容については、それぞれ次の記事で紹介しています。
日税研究所という非常に名誉ある賞を取れたのも、すべて「消費税法 無敵の一問一答」アプリのおかげです。
もしこのアプリを作っていなかったら、今頃この賞状は手元になかったと思います。
制作者として、「消費税法 無敵の一問一答」アプリには、本当に心の底から感謝しています。
もちろん、アプリやウェブサイトの運営をここまで続けてこれたのも、ユーザーの皆様に支えられてきたおかげです。
今後とも、アプリや ウェブサイトの運営を通じて、消費税の研究をさらに深めていきたいと思っていますので、今後とも変わらぬご支援のほどお願い申し上げます。
(追記)「第45回日税研究賞・入選論文集」が発売となりました
当サイト運営者(税理士川上悠季)が、第45回日税研究賞で受賞した論文「現物出資が行われた場合の消費税の課税標準に関する一考察」が収録されている「第45回日税研究賞・入選論文集」が、令和4年8月31日より発売となりました。
下記URLの日本税務研究センターのページからご購入いただけます。
https://www.jtri.or.jp/books/detail.php?id=549