自動車やコピー機などをリース会社からリースを受けて使用している事業者の方も多いかと思います。 今回は、リース取引が行われた場合の消費税の取り扱いのうち、原則的な方法について解説したいと思います。 消費税法上のリース取引の処理方法の概要 消費税法上のリース取引の処理方法の概要をまとめると次のようになります。 リース取引...
受験生向け(上級)の記事一覧
この記事では、ビルの所有者が、入居しているテナントから水道光熱費等の共益費を領収した場合の会計処理と消費税の取扱いについて解説します。 テナントから領収するビルの共益費の取扱い 国税庁が公表している質疑応答事例『テナントから領収するビルの共益費』において、次のような回答があります。 【照会要旨】 ビル管理会社等がテ...
近年はインターネットの普及に伴い、外国法人と取引を行う機会も増えてきました。 今回は、外国法人に対して役務の提供を行った場合の消費税法上の取扱いについて解決します。 輸出免税となる非居住者に対する役務の提供 消費税法上、非居住者に対する役務の提供については、下記の3項目以外のものが輸出免税の対象となります。(消費税法...
消費税の計算において簡易課税制度を選択するためには、基準期間における課税売上高が5,000万円以下であり、かつ、原則としてその課税期間開始の日の前日までに簡易課税制度選択届出書を提出している必要があります。 今回は、相続・合併・分割があった場合の簡易課税の基準期間における課税売上高の5,000万円判定に関する注意点につ...
資産運用の手段の一つとして「投資信託」を考えている人も多いかと思います。 今回は、投資信託に係る手数料、信託報酬、信託財産留保額などの諸費用に関する消費税の区分の考え方について解説します。 投資信託とは 投資信託とは、少しずつ投資した資金をもとに、資産運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などの形で運用する...
化粧品ショップやブティック、アパレルショップなどは、デパートに店舗を出店し、テナントとして消費者に商品を販売しているところも多いかと思います。 今回は、消費税の簡易課税制度を採用している場合のデパートのテナントの売上に係る事業区分の考え方について解説したいと思います。 簡易課税の事業区分 簡易課税制度の適用を受けてい...
第72回(令和4年度)税理士試験の「固定資産税」の第二問・問1の計算問題で、出題条件の不備により解答が導き出せない問題が出題され、国税審議会が史上初めて謝罪文を公表するという前代未聞の事態となりました。 実は、第72回(令和4年度)税理士試験では「消費税法」でも出題不備(詳しくは後ほど解説します。)があり、その件につい...
第72回(令和4年度=2022年度)税理士試験消費税法の解答速報の後編として、[第二問]計算問題について解説します。 前編[第一問]理論問題については、下記の記事をご覧ください。 はじめに 前回の記事でも書きましたが、この解答速報は、消費税法一問一答アプリシリーズ制作者である私が一人で個人的に制作したものです。 大手...
第72回(令和4年度=2022年度)の税理士試験消費税法の解答速報を作成しました! 今回は前編[第一問]の理論問題について解説します! 後編の[第二問]の計算問題の解説が見たい方は次の記事をご覧ください。 はじめに この解答速報は、消費税法一問一答アプリシリーズ制作者である私が個人的に制作したものです。 私が教材制作...
令和4年度税理士試験の本試験まで残りあとほんの僅かとなりました。 受験生のみなさまは、本試験で答案を作成する際に「やってはいけないこと」について、どれくらい意識されているでしょうか? 「本試験で絶対やってはいけないこと」についてあまり深く意識をしていないまま本試験を迎えてしまう受験生の方も多くいらっしゃるのが現状のよう...
令和4年度の税理士試験まで残り100日を切り、受験生の方にとっては直前期の重要な時期に入りました。 今回は、当サイトの運営者自身が税理士試験の受験生だった頃に実践していた勉強テクニックについてご紹介したいと思います。 当サイト運営者の勉強テクニック ① デス・ノートの作成 ② 呪いの部屋暗記法 ③ チャリ勉 ④ 風呂勉...
所得税第56条の規定により、事業主と生計を一にする親族が事業から対価の支払いを受ける場合には、その対価の額は、原則としてその事業主の事業所得の金額の計算上必要経費に算入しないこととされています。 しかし、消費税法においては、上記のような取扱いは設けられていないため、実際に事業者が親族に対価を支払っている場合は注意が必要...
荷物・貨物を輸送する際に、輸送中の万が一の事故に備えて運送保険をかけることがあります。 今回は、運送料に含まれる保険料の消費税の取扱いについて解決したいと思います。 保険料の支払いは消費税法上「非課税取引」 消費税は、国内において消費される商品やサービスに対して課されます。 保険料については、保険契約者の被る危険を負...
ホテルや旅館などの宿泊施設に泊まっている場合に、思わぬトラブルで宿泊料金以外の金銭を支払うこととなったり、逆に受け取ったりすることがあります。 今回は、ホテルや旅館の延長料金や損害賠償金などの宿泊料金以外の消費税の取扱いについて解説したいと思います。 キャンセル料金 宿泊予約をしていたものの、急用等により宿泊できなく...
業務の必要な知識、技能等を習得させるために、従業員が受講する研修・講習の受講料や従業員が受験する検定試験の受験料を会社が負担することがあります。 この場合、その受講料や受験料は、消費税法上課税仕入れとして認められるのでしょうか? 今回は、従業員の講習等の受講料や検定試験の受験料を会社が払った場合の消費税の取扱いについて...
前回書いた記事では、商品を委託販売している場合の委託者側の経理処理・仕訳例と消費税の取扱いの考え方について解説しました。 今回は、この逆に、委託者から依頼を受けて商品を受託販売している場合の経理処理・仕訳例と消費税の取扱いについて解説したいと思います。 販売した商品は受託者の売上げにならない 「委託販売」とは、商品や...
遠隔地のお客さんにも商品を販売したい場合などに、第三者に商品を積送し、手数料を支払って商品の販売を委託することがあります。 今回は、商品を委託販売している場合の売上の計上時期はいつになるのか、消費税の取扱いや経理処理・仕訳例はどうなるのかについて解説したいと思います。 委託販売とは 「委託販売」とは、商品や製品の販売...
数学的に、かけ算やわり算の計算をする場合は、交換法則が成り立つため、数字の頭につける演算記号が合っていればどのような順序で立式をしても1つの正しい答えが導かれます。 しかし、税額の計算をする上では、掛け算や割り算の順序を守らないと正しい答えにならないことがあります。 今回は、税額計算上守る必要がある掛け算や割り算の順序...
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税理士 川上悠季
平成27年に税理士試験官報合格(合格科目は簿記論・財務諸表論・消費税法・法人税法・事業税の5科目)
研究論文「現物出資が行われた場合の消費税の課税標準に関する一考察」が第45回日税研究賞において入選
また、研究論文「価値消費と資本移転の二面性を有する資産の消費税の非課税取引該当性-土地、貴金属及びNFTに係る現行規定の見直しに向けて-」が第13回新日本法規財団奨励賞(会計・税制分野 優秀)を受賞
消費税法の受験勉強に専念していたときに自習用に作成した取引分類や課税仕入れの区分を覚えるための暗記カードからひらめきを得て「消費税法 無敵の一問一答」を開発
現在は税理士業務のほか、大手資格学校の消費税法の教材制作や会計・税務関連書籍の執筆、ウェブコンテンツの制作など幅広く手掛けている
難しい内容の話でも『わかりやすく』、かつ、『面白く』伝えることを心がけています
研究論文「現物出資が行われた場合の消費税の課税標準に関する一考察」が第45回日税研究賞において入選
また、研究論文「価値消費と資本移転の二面性を有する資産の消費税の非課税取引該当性-土地、貴金属及びNFTに係る現行規定の見直しに向けて-」が第13回新日本法規財団奨励賞(会計・税制分野 優秀)を受賞
消費税法の受験勉強に専念していたときに自習用に作成した取引分類や課税仕入れの区分を覚えるための暗記カードからひらめきを得て「消費税法 無敵の一問一答」を開発
現在は税理士業務のほか、大手資格学校の消費税法の教材制作や会計・税務関連書籍の執筆、ウェブコンテンツの制作など幅広く手掛けている
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